〇和紙ができるまで HOW TO MAKE WASHI 

1.和紙の原料 こうぞの木 

Raw materials for washi,kozo tree

10月のこうぞ

 和紙はこうぞ、みつまた、がんぴ

などの木の皮からつくります。

写真は、10月の美濃市穴洞こうぞ畑。

木の高さは、2~3mあります。

P1011160.JPG

 

冬になり、葉が落ちると親指ほどの

太さの長い幹が残り、これを株元から

刈り取ります。

同じ株から毎年収穫出来ます。

この木の皮が和紙になるのです。

 

 

 

2.こうぞの皮   White bark of kozo

那須コウゾ.JPG

こうぞの木を切り、蒸して皮をはいだもの。

乾燥させて保管し、使うときには水につけて、

煮る準備をします。

これは、茨城県産 大子那須楮(だいごなすこうぞ)です。

 

 

 

 

 

3.煮る Boiling kozo

紙煮.JPG

 柔らかくするため、ソーダ灰を   

入れて大釜で煮ます。

 

煮たあとは、こんなに簡単に手で

ちぎれます。 

P1010241_01.JPG

 

 

4.ちりをとる(紙しぼり美濃の方言Removing impurities

 黒皮を取り除く

きれいな紙にするため、黒い部分

(黒皮)を、手で一つ一つ

取り除きます。

とても根気のいる作業です。

 

 

黒皮ちりとり (1).JPG

 

左 取り除いた黒皮  left- removed black bark  

中 ちりとり済 middle- after 

右 ちりとり前   right - before

 

 

5.繊維をほぐす、叩解 (こうかい)  Beating kozo

こうぞの繊維を細かく溶きほぐす

こうぞに水を加え、ミキサーの

ような機械(なぎなたビーター)で

繊維をほぐします。

叩解前の叩解後のこうぞ
ひも状のものが、ふわふわの綿のようになります。
上 叩解前 top-before
下 叩解後  bottom-after

 

6.紙をすく  Making paper

 薄美濃厚め.JPG

漉舟(すきぶね)に水、原料、トロロアオイの粘液を加え、
よくかき混ぜます。

簀桁(すけた)という道具で紙料をすくい、たてゆり、よこゆりを

何度も繰り返し、紙を漉きます。

漉いた紙は、どんどん積み重ねていきます。

 

翌朝、板をかぶせてジャッキでプレスし、水分をしぼりとります。

   

 

流し漉き.jpg たてゆり

 

 

トップページ.jpg よこゆり

7.紙を干す  Drying paper

一枚ずつはがして乾燥

紙は一枚ずつはがすことができます。

梅雨晴れ.JPG

板に張り、天日で干します。

P8040044 - コピー.JPG

または、乾燥機で干します。

 

 

8.やさしい風合いの和紙に Beautiful washi

P1011041_01 - コピー.JPG 

那須こうぞ白皮で漉き、天日で干した紙です。ツヤとハリがあり、

透明感があり、美しい。

usu-mino paper

 

 

P1011201.JPG

こちらは、美濃こうぞで漉いた紙です。

ややパリッとした、素朴でやさしい

手ざわりの和紙ができました。

mino kozo paper