紙の糸です。
3mm幅に切った和紙をよったもの。
紙布(しふ)作家さんがお越しになり、
薄美濃紙で、ちょっとだけ試作していただきました。
紙をよる(うむ、とおっしゃっていた)ところで、
それが糸に適しているかどうかがわかるそうで
はたして・・・
毛羽立たず、キリッ と細い糸が出来ています!
きれい。
糸だけ見ると、紙から作ったなんて思えない。
那須楮(なすこうぞ)ならではの、つややかさのなせる技ですね。
雨上がりの快晴です。
草引きにはもってこいだと思い、作業をしました。
ウグイスの声が響き渡る。
時折遠くにバイクの音。
古株から、こんな風に茎が伸びてきています。
高さ30~50㎝くらい。
秋には大きく育つことを願いながら、株周りの草引きをしました。
テントウムシをいっぱい見つけました。
馬鍬(まぐわ)とは、紙漉き舟に入れた原料を効率よくかき混ぜる道具です。
使い始めるにあたり、きれいに水洗いしました。
これは紙漉き舟のサイズに合わせて作られています。
棒には竹が使われ、差し込み穴に入るように削って、
はめ込んでくださいました。
道具を洗うとき、細部を見ることになり、気づくんです。
丁寧な仕事をされているな、と。
また、釘は一本も使われておりません。